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COMPANY

長谷川化学工業について

MESSAGE

代表挨拶

皆様とのご縁を何よりも大切にし、
弊社があるべきスタイルで社会に貢献して参ります

長谷川化学工業株式会社の始まりは、戦後の混乱期に私の祖父である長谷川 八重作が立ち上げた「長谷川商会」という会社からです。八重作は戦前鉄の鋳造を行う会社を営んでいましたが、大戦により焼き野原にされた後、これからはプラスチックだと言って樹脂関係の商いを始めたのが「長谷川商会」です。
八重作はそこでプラスチックシートの開発を始めましたが、苦労の連続で私が生まれる前に他界しました。

私の父である長谷川 禎一はサラリーマンでしたが、祖父の死を受け長谷川商会を継ぎました。禎一はスキー用の滑走面や土木用の防水シート、カーボンシナイなどを事業化し、高度成長の波に乗って発展しました。
その後は急速な円高やバブル崩壊などにより事業が大打撃を受け、会社は存亡の縁に立たされました。

新しい稼ぎ口の必要に迫られた先代は、そこでまな板の開発を始めました。当初は全く売れませんでしたが、給食業界の衛生基準が高まるにつれ、特殊な技術でそこに強みを持つ弊社のまな板が徐々に売れ出しました。
その後はまな板以外の製品も数多く生み出され、調理用品事業は今では会社の大黒柱となっています。

2010年に私がこの会社を継いでからは、調理用品の輸出に力を入れて来ました。当初は文化もルールも社会も大きく異なる海外に売るには様々な壁がありましたが、和包丁や和食の人気に火がついてから、弊社の製品も徐々に売れるようになりました。
今では欧米だけでなく、中国、アジア、南米、中東など世界中に出るようになり、HASEGAWAブランドのグローバル化に成功したと自負しています。

時代の推移とともに社会は常に変化しますが、年々変化が速く、大きくなっているように思います。かつての常識は非常識に、また非常識が当たり前になったりします。
弊社は時代の波に揉まれながらも、真に世が求めるものを独自の技術を使って生産するものづくりに拘ってきましたが、社会が大きく変化する中、それだけで良いのか常に自問自答を繰り返しています。

唯一変わらないものは、国内外のお客様ならびに関係者の皆様とのご縁の大切さです。
これからも皆様とのご縁を何よりも大切にし、弊社があるべきスタイルで社会に貢献して参ります。

代表取締役社長
長谷川 壽一