カーボンシナイ点検項目
万が一にも稽古相手をケガさせないために
カーボンシナイは通常の竹刀に比べ抜群の耐久性がありますが、打ったり突いたりする剣道具である以上破損いたします。稽古・試合の前・中・後には必ず点検し、下記のような状態になった場合は、直ちに使用を中止してください。
剥がれたり、割れたり、傷が付いたりしたら、ただちにご使用をおやめください。
カーボンシナイをご使用の前に必ずお読みください。(カーボンシナイ使用上のご注意)
カーボンシナイ破損例
※破損レベルにかかわらず、下記症状が現れた際には、直ちに新しいピースと交換してください。
表面の剥がれ

表面の縦割れ

裏面の亀裂

表面のキズ・カーボンの露出
保証制度
2022年9月末日をもちましてカーボンシナイ保証制度は廃止となりました。
カーボンシナイ使用上のご注意
万が一のトラブルを避けるためにも、ご使用前に必ずお読みください。
- 使用前及び使用中も表面状態を点検し、カーボンシナイの表面、側面及び裏面に、黒いカーボンが露出した時、ひび割れが生じた時、その他の破裂が認められた場合は、直ちに使用を中止してください。シナイが裂けて面金の間に入る危険があります。
- 事故防止のため、カーボンシナイ専用先ゴムをご使用ください。従来の竹製竹刀の先ゴムを使用すると、先端がつぶれて面金の間に入る危険がありますから絶対に使用しないでください。
- 上記の専用先ゴムの長さを切り詰める等の改造は決してしないでください。改造するとピースが先革から抜けて面金の間に入る危険があります。
- 先革は、必ずロングタイプ(5cm以上)をお使いください。ショートタイプ(5cm未満)の先革をご使用になりますと、ピースが先革から抜けて面金の間に入る危険があります。
- カーボンシナイ表面のプラスチックを削らないでください。削りますと黒いカーボンが露出し、破損の原因となり、思わぬ事故を引き起こす危険があります。
- カーボンシナイの長さを切り詰めないでください。切り詰めると、破損して思わぬ事故を引き起こす危険があります。
- カーボンシナイは熱に弱いので、炎天下の車中、ストーブ、焚き火等、摂氏50度以上の高温に長く晒さないでください。変形や破損の原因となります。
- 「中結い」を巻く際は、ツル糸に結び目を付けるか、或いは「中結い」の一端をツル糸で結ぶ等の方法によって、「中結い」が上下に移動しないように巻いてください。
- 小判柄には、小判柄用の鍔をご使用ください。
- ・ツル糸、中結いは、緩みのないように絶えず締め直してご使用ください。先革、柄革、先ゴム、ツル糸、中結い等が少しでも破損したときは、直ちに交換してください。 カーボンシナイの先端がつぶれたり、ピースが先革から抜けたりして面金の間から入る危険があります。
※カーボンシナイの先端がつぶれたり、ピースが先革から抜けたりして面金の間から入る危険があります。 - 先革、柄革、先ゴム、ツル糸、中結い、鍔、チギリ等の付属品の選択、装着、更新等の管理、及び、これら付属品とカーボンシナイの破損、消耗度の検査は、使用者の責任に帰する事柄ですから、上記各事項に留意の上、常に分解点検をして安全を確認し、万が一にも稽古相手を怪我させることのないように、最善の注意をお願い致します。
- カーボンシナイは、日本国内専売品に付き、輸出は致しておりません。